神戸市須磨区高倉台の婦人科、外科、肛門外科

診療内容
診療内容
【画像】診療室

婦人科診療

PMS 月経前症候群

月経が近づくと腹満感、嘔気、頭痛、むくみ、胸の張り、イライラ、気分の落ち込みなど様々な心身の不調を起こします。漢方薬やピル処方を考慮します。

【画像】PMS 月経前症候群

月経困難症

強い下腹部痛・腰痛・悪心・下痢・頭痛など、様々な症状を伴います。子宮内膜症などが原因の場合もあります。 治療法としては鎮痛剤、ホルモン療法、漢方薬などがあります。

月経移動

旅行などの予定に応じて一定期間中容量ピルを内服することで月経を早めたり遅らせたりすることが可能です。処方は自費となります。

診察料

2,000円+1錠100円×日数分

副作用

人によっては少しむくんだり、胸の張りや嘔気が出ることがあります。

【画像】月経移動

月経不順・過多月経

内診・超音波検査、血液検査、子宮がん検診を行います。
鎮痛剤や低用量ピルを用いた薬物療法を行います。貧血が認められる場合には、鉄剤を併用します。
子宮筋腫、子宮内膜症などが見つかった場合には、その治療が必要です。

更年期障害

閉経前後の更年期(およそ45~55歳)には、女性ホルモンの分泌が低下し、心身にさまざまな症状が出現します。 当院では、ホルモン補充療法や漢方治療を行います。

【画像】更年期障害

子宮下垂・子宮脱

子宮を支えている靭帯や筋肉(骨盤底筋)の緩みによって、子宮全部または一部が膣入口から脱出した状態です。
軽症であれば骨盤底筋訓練、ペッサリーリングを膣内に挿入します。これらで管理できない場合、手術が必要になることもあります。

おりものの異常・かゆみ 

おりものが多く、においが気になる場合は細菌性腟炎を考えます。
酒粕状のおりものとかゆみがある場合はカンジダ腟炎を疑います。おりものの検査を行い、洗浄やお薬で対応します。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。女性ホルモンのエストロゲンの影響で閉経まで大きくなります。
大きさは1cm程度の小さなものから10cmを超える巨大なものまで様々です。多発することもあります。
月経困難症や過多月経、不妊症などの原因になることがあります。
症状が特にないときは経過観察できますが、症状がある場合は治療を行います。

【画像】子宮筋腫

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮外に子宮内膜様の組織ができてしまう病気です。
主な症状は生理痛、性交痛、排便痛、不妊などです。早期からの低用量ピルや黄体ホルモン製剤での治療開始により、病状の進行を抑え、症状の改善も期待できます。
また、卵巣子宮内膜症(チョコレート嚢腫)の中には、悪性化も見られますので、注意深い経過観察が必要です。

卵巣腫瘍

大きくなるとおなかが張ったり、破裂したり、捻じれて痛みを起こすことがあります(茎捻転)。
超音波検査で診断出来ますので、がん検診を受ける際には同時に検査を受けていただくことをおすすめします。

性感染症

性行為によって感染する病気です。検査で陽性が出た場合には、必ずパートナーと同時に治療しましょう。
クラミジア、コンジローマ、梅毒、淋菌、エイズなどです。

女性の頻尿、尿漏れ

夜に何度もトイレに行く、急に尿がしたくなって漏れてしまうなどの症状がある場合、過活動膀胱と考えられます。加齢とともに増加する疾患であり、当院では行動療法、薬物療法を行っております。

子宮がん検診 人工妊娠中絶

子宮頸がん

子宮下部の癌で、ほとんどがHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因です。
定期的な検診によって、癌になる前の変化を見つけることができます。積極的に子宮頸がん検診を受けましょう。

【画像】子宮頸がん

子宮体がん

子宮上部に発生する癌です。出産経験がない、肥満、高血圧、糖尿病、家族歴などがある場合、子宮体がんのリスクが高くなります。
不正出血や閉経後の出血を認めた際は、婦人科での診察をお受けください。

人工妊娠中絶

人工妊娠中絶は身体的・経済的理由などによって妊娠の継続ができないときに、手術によって妊娠を終了させる方法です。母体保護法によって定められており、要件を満たした場合のみ行うことができます。
当院では鎮痛剤+局所麻酔下にて子宮になるべく負担のかからない吸引法で手術を行います。中絶が可能な時期は妊娠21週6日までですが、妊娠12週以降の中絶は当院では対応しておりません。

項目 料金
術前診察・検査料+術後診察料 10,000円
手術料+薬剤料+病理検査料+MVAキット(真空吸引器具)料 120,000円
合計 130,000円
  • 妊娠10週以降は10,000円追加となります。
  • 術中に鎮静剤を使用した場合は5,000円追加となります。
  • 術後ご自宅での頓服用に鎮痛剤をご希望の場合は500円で処方いたします。
  • 手術から1週間後の診察の際、子宮や出血の状態により子宮収縮止血剤が追加処方となった場合は、900円の費用が発生いたします。

避妊・ピル

ピル

【画像】ピル

ピルとは、経口避妊薬(OC)のことで避妊以外にも月経周期の安定・月軽量の減少・月経痛の軽減などの効果もあります。
月経困難症や子宮内膜症などの治療薬も基本的にはOCと同様の成分ですが、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)として区別されています。
患者さまの目的に応じた処方をいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

経口避妊薬(OC)
避妊目的、自費診療 
エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)
治療目的、保険診療
アフターピル
72時間以内に服用することで、妊娠阻止率は70%以上となります。
妊娠阻止率は、服用が早ければ早いほど高くなります。
ミレーナ
子宮内に挿入して高い避妊効果を得る器具です。
生理痛や月経量が多いといった症状の改善にも有効であり、月経困難症・過多月経の治療においては健康保険が適用されます。

自費診療料金

項目 料金(税込み)
アフターピル
(レボノルゲストレル)
9,000円
(診察料込み)
低用量ピル 2,200円 / 1シート
+ 診察料・処方料
初診時 800円 /
再診時 400円
ミレーナ 50,000円
(診察料込み)
ミレーナ挿入後の定期検診
(1・3・6・12カ月後 以降1年ごと)
2,000円

肛門外科

【画像】肛門外科

おしりのまわりに違和感があったり、多少の痛みや出血があっても、病院やクリニックはなかなか受診しにくいものです。とくに女性は恥ずかしさもあり、ためらわれることでしょう。しかし一度は医師の診察で正確な病態や重症度の診断をうけ、適切な治療方針を相談することは、とても大切です。

おしりのまわりの病気といえばまず痔を思い浮かべられる方が多いでしょう。実際に日本人の約1/3の方がいわゆる「痔主(ぢぬし)」であるとされ、とても多い病気です。痔には「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」の3種類があり、もっとも多い「いぼ痔」は、肛門のまわりの静脈の血流がうっ滞するもので、血液のうっ滞による瘤が排便時に肛門から出てきたり、痛みや出血をともなうこともあります。

「切れ痔」は太くてかたい便が肛門を通過するときに肛門が切れてしまうもので、痛みと出血があります。「痔ろう」は肛門の近くのおしりから膿が出てくる病気で、膿の出口と肛門をつなぐ膿のトンネルができています。膿が下着につくほか、痛みや熱感、ときには高熱が出ることもあります。「痔ろう」は手術しなければ治りません。

女性は特に、便秘や冷え、妊娠・出産などの影響で、いぼ痔になりやすい傾向があります。
はじめて医師にかかる時点での重症度はさまざまで、坐剤や軟膏、飲み薬でうまく痔とつきあっていけそうな方から、手術が必要となる方までいらっしゃいます。痔の治療には下記のようなものがあります。

  • 坐剤、軟膏:いぼ痔や切れ痔に使用し、出血や炎症をやわらげます。
  • 内服薬:便通や血流をととのえる薬。そのほかの治療の補助として使います。
  • 痔核結紮:肛門から細い器具をいれていぼ痔に小さな輪ゴムをかける。血流がなくなるのでいぼ痔が小さくなります。外来で10分程度でできる治療で痛みもほとんどありませんが、血がさらさらになるお薬を飲んでいるなど、出血しやすい方にはできません。
  • ALTA療法(内痔核四段階効果療法、ジオン注射):いぼ痔を固める薬を肛門から注射します。行うためには認定資格が必要です(当クリニックでは幸代医師が有資格)。
  • 手術:3種類の痔のすべてで、症状が重い場合の治療は手術になります。ALTA療法と組み合わせることもあります。手術は当クリニックではできません。

当クリニックでは実際に患部を診せていただき、患者さんのお話をうかがうことで、痔を悪くする要素が日常生活や体質にひそんでいないか、ほかの病気が存在していないかなど、しっかり診察させていただいた上で、その方に必要な治療法について相談させていただきます。手術が必要と思われた場合は、地理的な都合やスケジュールの都合など患者さんのご希望をうかがいながら、信頼できる病院へ紹介し、病院の医師と密に連携して治療をすすめていきます。

おしりのまわりのお悩みのある方に安心して受診していただけるよう、体制をととのえております。

ワクチン

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などが感染するのを予防します。
HPVワクチンには2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類があります。
2価ワクチンは子宮頸がんに多いHPV16型と18型の感染を防ぎます。4価ワクチンは16型、18型に加えてコンジローマの原因となる6型と11型の感染も防ぎます。9価ワクチンは16, 18, 6, 11に加えて31, 33, 45, 52, 58の9つの型の感染を防ぎます。
2023年4月から公費負担による9価ワクチン(シルガード9)の接種が開始されました。
当院ではガーダシルとシルガード9を取り扱っております。
ワクチンとがん検診により子宮頸がんを予防することが可能です。

自費接種について

公費助成の対象外年齢の女性は全額自費となります。これまでの臨床試験では45歳までの年齢層でワクチンの有効性が証明されております。

料金
4価ワクチン:ガーダシル 1回 17,000円(税込)
9価ワクチン:シルガード9 1回 30,000円(税込)

その他ワクチン

インフルエンザワクチンも取り扱っております。

美容点滴・注射

【画像】美容点滴・注射

プラセンタは胎盤から抽出された成分を活用したお薬です。若返り効果や美肌効果を期待して、使用されることが多くなっております。ラエンネックとメルスモンがあります。肝機能改善や美肌効果などにはラエンネック、更年期障害改善であればメルスモンと言われております。

  • プラセンタは生物由来製剤なので献血が行えなくなります。
料金
プラセンタ 1回 2,000円

にんにく注射はビタミンB群を主成分としたお薬です。疲れや倦怠感を早く回復させたい方や二日酔いにも有効です。ビタミンCは美容効果に加え、疲労回復、ストレスの緩和などが期待できます。

料金
にんにく注射(ビタミンB・C配合点滴) 3,000円

副作用

まれですが、針を刺した部位の内出血、発赤、硬結、アレルギー反応、湿疹、蕁麻疹、下痢、頭痛など。

白玉注射

抗酸化物質であるグルタチオンを投与します。シミの予防・改善による美白効果、老化予防・改善、免疫力向上、デトックス効果などが期待できます。
当院では皮膚のビタミンといわれるビオチンも配合しております。ビオチンは皮膚や粘膜、髪、爪の健康を維持し、美肌・美髪に効果的です。

  • L-システイン+ビタミンC
    白玉注射にオプション(+800円)で追加できます。合計料金 4,800円
    L-システインは、肌のターンオーバーの正常化・新陳代謝の促進・抗酸化作用により、美肌効果や疲労・二日酔い症状の改善などが期待できます。
料金
白玉注射 4,000円
【オプション】
L-システイン+ビタミンC
+800円
(合計4,800円)

ブライダルチェック

ご結婚予定の有無にかかわらずレディースドックとしてもご活用いただけます。

  • 当院では乳がん検査は行っておりません
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検査項目 内診 採血 単体価格 ライト ベーシック スタンダード プレミアム
内診・経腟超音波(エコー)検査 5,000円
子宮頸がん検査 5,000円
頸管粘液検査(淋菌、クラミジア) 3,500円
風疹抗体検査 2,500円
麻疹(はしか)抗体検査 3,300円
梅毒検査 2,500円
HIV検査 2,500円
甲状腺機能検査 3,300円
その他血液検査 5,500円
セット料金 10,000円 14,500円 18,000円 25,000円
子宮頸がん検診を
神戸市がん検診で受ける場合
6,000円 10,500円 14,000円 21,000円

※セットに追加したい項目などございましたら、ご相談ください。

オプション

検査項目 内診 採血 価格
HPV検査 5,500円
AMH(抗ミュラー管ホルモン) 7,700円
B型肝炎、C型肝炎検査 各2500円(※)
  • 神戸市民(満20歳以上)で過去に肝炎ウィルス検査を受けたことがない方は無料。それ以外の方は各2,500円。